はじめに
VSCODEのインストール後、PHP開発を行う設定について説明します。
拡張機能のインストール・設定
日本語化
VSCODEを起動します。
起動後、次の画面の赤枠箇所をクリックします。

赤枠のテキストボックスに「japan」と入力し、表示された次の拡張機能を選択し、「install」ボタンをクリックします。
Japanese Language Pack for Visual Studio Code

拡張機能のインストール後、赤枠の「Restart」ボタンが表示されるので、クリックします。
VSCODEの再起動後、日本語表示になります。

PHPの拡張機能のインストール
PHPの拡張機能のインストール手順は日本語化と同様です。
PHPを使いやすくするため、次の拡張機能をインストールします。
拡張機能名 | 説明 |
---|---|
PHP Intelephense | コード補完、キーワードの強調表示、メソッドのヘルプなどの コード入力を支援してくれる |
PHP Debug | VSCODE上でPHPのXDebugを使用し、デバッグができる機能 インストール後の設定も必要。 設定はXDebugを参照。 |
PHP DocBlocker | コメント入力補完をしてくれる |
PHP Class Generator | namespaceとクラス名を補完した空のクラスを作ってくれる |
PHP Namespace Resolver | コードに書いたクラス名からnamespaceのインポートを 挿入してくれる |
PHP import checker | useでインポートしているが、未使用のクラスをハイライトしてくれる |
XDebug
拡張機能「PHP Debug」はインストールしただけでは使用できないため、次の設定を行います。
PHP情報の取得
XAMMPでApacheを起動し、下記のURLにアクセスします。
http://localhost/
次のページが表示されるため、赤枠の箇所をクリックします。

下記のページが表示されます。
Ctrl+aボタンで全体のページを選択し、Ctrl+cボタンでコピーします。

XDebugのダウンロード・設定
下記のURLにアクセスします。
次のページが表示されるので、Ctrl+cボタンでコピーした情報をCtrl+vボタンでテキスト欄に貼り付けます。

Ctrl+vボタンの実行後、ページをスクロールして赤枠の箇所をクリックします。

クリック後、次のページが表示されます。

ページをスクロールし、下記の赤枠の箇所をクリック、XDebugをダウンロードします。

ダウンロードファイルは下記の場所に格納します。
C:\xampp\php\ext
格納後、VSCODEを起動します。
VCODEの起動後、ファイル>ユーザー設定>設定を選択します。
選択後に表示された次の画面で赤枠の箇所をクリックします。

拡張機能からPHPを選択します。

「settings.jsonを編集」を選択します。

表示された画面で赤枠の箇所に次の内容を入力し、保存します。
"php.validate.executablePath": "C:\\xampp\\php\\php.exe"

phpでXDebugが動作させる設定内容を確認します。
次の画面の赤枠で囲っている拡張機能「PHP Debug」をクリックします。

表示された画面をスクロールし、赤枠で囲った個所のphp.iniに設定する内容を確認します。

設定内容の確認後、次のPHPの設定ファイルを開きます。
C:\xampp\php\php.ini
php.iniの最後に次の内容を記載し、保存します。
[XDebug]
xdebug.mode = debug
xdebug.start_with_request = yes
xdebug.client_port = 9000
zend_extension = C:\xampp\php\ext\php_xdebug-3.0.4-7.4-vc15-x86_64.dll
php.iniの設定終了後、Apacheを再起動し、設定を反映します。
XDebugの動作確認
XDebugが正常に動作しているかどうか次の手順で確認します。
VSCODEを起動し、ファイル>フォルダを開く選択し、次のフォルダを開きます。
C:\xampp\htdocs
フォルダを開いた後、次のようなPHPのコードを作成します。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>テストページ</title>
</head>
<body>
<h1>テストページ</h1>
<?php
$str_var = "ハロー";
printf("hello world.<br>\n");
printf("挨拶:%s<br>\n",$str_var);
?>
</body>
</html>
ここではファイル名は「test.php」で保存します。
ファイルの保存後、赤枠の箇所(この画像では14行目の赤丸)をクリックします。
赤丸はブレークポイントと呼びます。

赤枠の箇所をクリックします。

「launch.jsonファイルを作成します。」をクリックします。

次の画面が表示されます。

PHPファイルのタブを選択し、右三角印の「Listen for XDebug」をクリックします。
ブラウザを起動し、下記のURLを入力します。
http://localhost/test.php
VSCODEで次の画像のようにブレークポイントで処理を止まれば、XDebugが正常に動作していることが確認できます。

SourceTreeとの連携
SourceTreeの場合、VSCODEの初期設定ではGitが動作しません。
次の画面のように画面左の赤枠の箇所をクリックすると、画面下部に”インストールされているGitが見つかりません”のメッセージが表示されます。

SourceTreeと連携できるように次のように設定します。
ファイル>ユーザー設定>設定を選択します。
選択後、拡張機能>Git>settings.jsonで編集を選択します。

次の画面が表示されます。

git.pathにSoureTreeのインストールフォルダ内のGit.exeを入力します。

ファイルを保存し、VSCODEを再起動します。
再起動後、赤枠の「リポジトリを初期化する」をクリックします。

リポジトリが正常に作成されると次のような画面が表示されます。
これでVSCODEとSoureTreeが連携されるようになります。

最後に
この記事ではVSCODEでPHP開発を行う設定について説明しました。
拡張機能のインストール、PHPのデバッグ「XDebug」を使用することにより、開発しやすい環境が作れるため、記事の内容を見て設定することをおすすめします。
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