【PHP】これだけ覚えれば大丈夫！構文6 – その他制御文 –

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はじめに

PHPプログラミングの基本の最後として今まで載せていなかった制御文について説明します。

その他制御文

return

return文は処理を終了し、呼び出し元に返す構文です。
関数で戻り値を返す場合に使用することが多いです。

return文を使用したサンプルプログラム・実行結果は次の通りです。

<?php
    echo "PHPの構文6<br>\n";
    echo "return文<br>\n";

    echo "1:" . get_val(1) . "<br>\n";
    echo "a:" . get_val("a") . "<br>\n";

    return true;

    echo "最終行<br>\n";

    function get_val($var) {
        if($var === 1) {
            return $var;
        } else {
            return "ダミー";
        }
    }

?>

実行結果は次の通りです。
return文以降の行は実行されていません。

・画面

・HTML

PHPの構文6<br>
return文<br>
1:1<br>
a:ダミー<br>

require

require文で別のPHPファイルを読み込むと、読み込んだファイルに書かれた関数・変数を使用できます。

include文もrequire文と同じ処理を行いますが、違いは次の通りです。

require文の構文は次の通りです。

require ファイルパス

require文を使用したサンプルプログラム・実行結果は次の通りです。

./lib/sample_module_06_02.php

<?php
    function output_func($var) {
        if($var === 1) {
            echo "${var}は正しい値です<br>\n";
            return ;
        }

        echo "${var}の値に誤りがあります<br>\n";
    }
?>

./sample06_02.php

<?php
    require "./lib/sample_module_06_02.php";

    echo "PHPの構文6<br>\n";
    echo "require文<br>\n";

    output_func(1);
    output_func("1");
?>

実行結果は次の通りです。

・画面

・HTML

1は正しい値です<br>
1の値に誤りがあります<br>

include

include文もrequire文と同様に別のPHPファイルを読み込みます。
include文とrequire文の違いは、require文の段落を見てください。

include文を使用したサンプルプログラムです。
実行結果はrequire文と一緒のため、画面のみ載せています。

<?php
    include "./lib/sample_module_06_02.php";

    echo "PHPの構文6<br>\n";
    echo "include文<br>\n";

    output_func(1);
    output_func("1");
?>

実行結果です。

require_once

require_once文もrequire文と同様に別のPHPファイルを読み込みます。
require_once文とrequire文の違いは、require_once文ではファイルを一回読み込んでいる場合、読み込みを行わないことです。

require_once文を使用したサンプルプログラムです。
実行結果はrequire文と一緒のため、画面のみ載せています。

<?php
    require_once "./lib/sample_module_06_02.php";

    echo "PHPの構文6<br>\n";
    echo "require_once文<br>\n";

    output_func(1);
    output_func("1");
?>

実行結果です。

include_once

include_once文もinclude文と同様に別のPHPファイルを読み込みます。
include_once文はrequire_once文と同様にファイルを一回読み込んでいる場合、読み込みません。

include_once文を使用したサンプルプログラムです。
実行結果はrequire文と一緒のため、画面のみ載せています。

<?php
    include_once "./lib/sample_module_06_02.php";

    echo "PHPの構文6<br>\n";
    echo "include_once文<br>\n";

    output_func(1);
    output_func("1");
?>

実行結果です。

declare

declare文は、指定されたコードの実行時の動作を定義する際に使用します。
declare文の構文、指定できる定義は次の通りです。

declare(定義=値)

最後に

PHPの基本として条件分岐、ループ以外の構文について説明しました。
この記事で説明した構文もよく使用するため、サンプルプログラムを参考に覚えるようにしてください。