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更新日 | 更新者 | 更新内容 |
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2021/8/15 | JJI | ・サンプルプログラムの実行結果に画面の画像を追加 |
はじめに
PHPの条件分岐で使用する構文には次の2種類があります。
- if文
- switch文
この記事では条文分岐の構文、サンプルプログラムを使って具体的に説明します。
if文
if文には次の3パターンがあります。
if文は非常によく使用する構文のため、使い方は必ず覚えるようにしてください。
if文
if文は次のようにif文のみ存在します。
条件式1がtrueの場合、式1を実行します。
if(条件式1) {
式1
}
if-else if-else文
if-else if-else文は次のようにif文、else if文、else文が存在します。
if(条件式1) {
式1
} else if(条件式2) {
式2
} else {
式3
}
この文は次のように判定します。
- 条件式1がtrueの場合、式1を実行する
- 条件式1がfalse、かつ条件式2がtrueの場合、式2を実行する
- 条件式1、条件式2のどれも該当しない場合、式3を実行する
- else if文は複数書くことも可能。
- else文は書かなくてもよい。
if-else文
if-else文は次のようにif文、else文が存在します。
条件式1がtrueの場合、式1を実行、条件式がfalseの場合、式2を実行します。
if(条件式1) {
式1
}else {
式2
}
if文の入れ子
if文は次のように入れ子にすることもできる。
この場合、if文は外側から順に条件を判定していきます。
if(条件式1) {
if(条件式2) {
式1
}
}
サンプルプログラム
if文について実際のサンプルを見た方が早いので、if文を使用したサンプルプログラムについて次に載せておきます。
<?php
echo "PHPの構文4<br>\n";
echo "if文<br>\n";
$var1 = "山田太郎";
$var2 = "山田太郎";
// if文
if($var1 == $var2) {
echo "値が一致しています<br>\n";
}
// if-else文
if($var1 != $var2) {
echo "値が一致していません<br>\n";
} else {
echo "値が一致しています<br>\n";
}
// if-else if-else文
if($var1 == "山田次郎") {
echo "山田次郎です<br>\n";
} else if($var1 == "山田太郎"){
echo "山田太郎です<br>\n";
} else {
echo "知らない人です<br>\n";
}
echo "<br>\n";
?>
実行結果は次の通りです。
・画面

・HTML
PHPの構文4<br>
if文<br>
値が一致しています<br>
値が一致しています<br>
山田太郎です<br>
<br>
switch文
switch文はif文より使用することは少ないです。
if-else ifの分岐が多い場合、switch文を使うことがあります。
よく構文を忘れることがありますが、switch文を使うときに構文を確認するぐらいで覚えなくても大丈夫です。
構文は次のように書きます。
switch(変数) {
case 値1:
式1;
break;
case 値2:
式2;
break;
・・・
default:
式;
break;
}
構文の意味は次の通りです。
- 変数は数値、文字列の両方とも使用可能です。
- case文の判定条件に一致する場合、case文の中に書いた処理を実行します。
case文は複数書くことは可能です。 - break文に達するとswitch文の処理は終了します。
break文を書かなくてもよいです。
break文を書かない場合、次のようにcase文を複数行で書けます。
case 値1:
case 値2:
case 値3:
式1; - case文のいずれかにも該当しない場合の処理として、default文を書くことができます。
default文は書かなくてもよいです。
switch文を使用したサンプルプログラム・実行結果は次の通りです。
<?php
echo "PHPの構文4<br>\n";
echo "switch文<br>\n";
$var1 = "orange";
output_fruits_name_jp($var1);
$var2 = "apple";
output_fruits_name_jp($var2);
$var3 = "meat";
output_fruits_name_jp($var3);
function output_fruits_name_jp($var) {
$name = "";
switch ($var) {
case 'orange':
$name = "オレンジ";
break;
case 'apple':
$name = "リンゴ";
break;
case 'banana':
$name = "ばなな";
break;
default:
$name = "フルーツではありません";
break;
}
echo "${var}:" . $name . "<br>\n";
}
echo "<br>\n";
?>
実行結果は次の通りです。
・画面

・HTML
PHPの構文4<br>
switch文<br>
orange:オレンジ<br>
apple:リンゴ<br>
meat:フルーツではありません<br>
<br>
最後に
この記事では、PHPプログラミングの基本としてif文、switch文について説明しました。
if文はプログラミングでよく使用するため、構文は覚えて使えるようにしてください。
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