【PHP】これだけ覚えれば大丈夫!構文1 – 変数・コメント・定数 –

PHP

更新履歴

更新日更新者更新内容
2021/7/3JJI変数、定数は記事を分割
2021/8/1JJIサンプルプログラムの実行結果に画面の画像を追加

はじめに

PHPのプログラミングの基本として、この記事ではPHPの構文について説明します。
プログラミングの最初は用語・文法など覚えることが多いのですが、基本がわからないとプログラミングを書けなくなってしまうので、理解するようにしましょう。

サンプルプログラムをたくさん載せているので、具体的にイメージが持てるようになっています。

識別子

PHPの変数名、関数名、定数名、クラス名で識別子を使用できます。
識別子で使用できる文字は次の通りです。

識別子で使用できる文字
  • 最初の文字は、アルファベットの大文字、小文字、アンダースコア(_)、ASCIIコードの0x7Fから0xFFまでの文字
  • 2文字目以降は上記に加えて0から9までの半角数字も使用できる

変数

変数は次の記事で詳しく紹介します。

予約語

予約語(キーワード)はPHP言語自体の機能で必要な予約されている単語のことです。
予約語は変数、関数、クラス、定数の名前で使用できません。

予約語についてさらに詳しいことを知りたい方は、次のPHPマニュアルを見てください。

PHP: 予約語の一覧 - Manual

命令文

命令文とはPHPのコードのことです。
PHPは命令文を区切る文字は半角セミコロン(;)を使用します。

命令文を使用したサンプルプログラムは次の通りです。
命令文は見やすくなるように、1行が長くなる場合は複数行で書いたり、命令文の先頭は半角スペース、半角タブを入れます。

上記のサンプルプログラムです。

<?php
    echo "PHPの構文1<br>\n";
    echo "命令文のサンプル<br>\n";

    printf("あいさつ:%s:%s %s<br>\n", "ハローワールド", 
                                        "ようこそ日本へ!","はじめまして");
                                        
    printf("小数:%.1f:%s %.1f:%s<br>\n", 0.0, get_boolean_value(0.0), 1.1, get_boolean_value(1.1));

    /**
     * 論理値文字列の返却処理
     *
     * @param [type] $val 任意の型
     * @return trueの場合、"true"、falseの場合、"false"
     */
    function get_boolean_value($val) {
        if($val) {
            return "true";
        } else {
            return "false";
        }
    }
 ?>

実行結果は次の通りです。

・画面

・HTML

PHPの構文1<br>
命令文のサンプル<br>
あいさつ:ハローワールド:ようこそ日本へ! はじめまして<br>
小数:0.0:false 1.1:true<br>

コメント

コメントを書くことでプログラムの内容が分かりやすくなります。
PHPではいくつかのコメントの書き方がありますが、次のコメントを使うことをおすすめします。

書式説明
//行単位のコメント
主に変数、コード中のコメントで使用する
/* ~ */複数行のコメント
主にファイル・クラス・関数のヘッダで使用

コメントのサンプルプログラムは次の通りです。

<?php
    echo "PHPの構文1<br>\n";
    echo "コメントのサンプル<br>\n";

    $num1 = 161;        // 正の10進数の数値
    $num2 = -25;        // 負の10進数の数値

    // 出力結果
    printf("10進数:%d 8進数:%o 16進数:%X 2進数:%s<br>\n", $num1, $num1, $num1, decbin($num1));
    printf("小数:%.1f:%s %.1f:%s<br>\n", 0.0, get_boolean_value(0.0), 1.1, get_boolean_value(1.1));

    /**
     * 論理値文字列の返却処理
     *
     * @param [type] $val 任意の型
     * @return trueの場合、"true"、falseの場合、"false"
     */
    function get_boolean_value($val) {
        if($val) {
            return "true";
        } else {
            return "false";
        }
    }
 ?>

実行結果は次の通りです。

・画面

・HTML

PHPの構文1<br>
コメントのサンプル<br>
10進数:161 8進数:241 16進数:A1 2進数:10100001<br>
小数:0.0:false 1.1:true<br>

定数

定数は次の記事で詳しく紹介します。

最後に

構文1では次のことについて説明しました。

  • 変数
  • 命令文
  • コメント
  • 定数

プログラミングの最初は覚えることが多いですが、実際にプログラムを書いて動かしてみることによってすぐに覚えることができます。
この記事に書いているプログラムを参考に試してみてください。

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